エリアの優先事項「福音に喜びを見いだす」

    エリアの優先事項「福音に喜びを見いだす」

    ◉ 2017年 エリアプラン シリーズ #1

    「エリアの優先事項「福音に喜びを見いだす」

    2017年に向けて─アジア北地域会長会 スコット・D・ホワイティング会長の年頭メッセージ
     

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    アジア北地域会長会 スコット・D・ホワイティング会長:

    昨年わたしたちは皆さんにエリアプランをご紹介しました。そして皆さんがこのアジア北地域のビジョンを受け止めて実践してくださっていることにとても感銘を受けています。わたしたち地域会長会が訪れるすべての場所で,小さな子供たちがエリアビジョンを暗唱している姿,そしてシニア世代に至るまでこのメッセージが皆さんの心に鳴り響いている,そんな姿を見られることをとても感謝し,うれしく思います。

    わたしたちには今, エリアビジョンのとても良い土台ができています。その上に,さらにわたしたちを高めるため,5つの目標を示しました。これらは地域会長会が考えたものではなく,預言者や使徒よりかねてから勧告されてきたこと,「預言者の優先事項」と呼ばれるものです。もしわたしたちが,これらの事柄にさらに具体的に焦点を合わせるなら,個人と家族,ユニットの成長と進歩の度合い,幸福と喜びの大きさが増すことをお約束します。
    今こそわたしたちが,神殿と家族歴史の業をさらに進めるなら,モルモン書の理解をさらに増すなら,安息日の礼拝の精神をさらに高めるなら,友達を福音に招きたいとさらに願うなら,兄弟姉妹を愛してさらに仕えるなら……これら5つの原則,「預言者の優先事項」に沿って生きるなら,わたしたちは成長し始め,天の御父の近くにまで高められることでしょう。
    わたしたちの生活は,少しずつでも進歩しなければなりません。富士山の頂上まで飛ぶことはできません。一歩一歩登るのです。ですから,目標をシンプルにして達成できるようにして,でも,去年より今年がより良くなるように,少しずつ成長できればいいですね。それが,最後まで堪え忍ぶということです。


    ともに喜ぶ

    わたしたち地域会長会は,アジア北地域の会員の皆さんが,証を深めること,仕えること,招くこと,先祖を見つけることを通して,人々をイエス様のもとへ連れて来てくださるように願っています。他の人を強めることなしに,わたしたち自身を強めることはできません。自分だけが成長しようとしても限界があります。周りの人と一緒に,分かち合ったり愛したり仕えたりすれば,自分だけの努力よりもさらに神様に近づくことができます。たとえば,先祖の名前を見つけ神殿へ持って行くなら,モルモン書を読むよう周りの人を励まして一緒に読むなら,安息日の礼拝を,自分のみならず家族や他の出席者にとっても優れた経験となるようにするなら,人々を教会に招き,一緒に過ごして仕えるなら……わたしたちは教会員としてさらにイエス・キリストに似た者となり,天の御父に近づきます。
    ある家族では,これらの目標を表にしたチェックリストを冷蔵庫に貼るかもしれません。わたしたちは時々,チェックするのが好きですね。でも,チェックリストを埋めたい気持ちだけで行うなら,これらの目標の本当の価値は分からないかもしれません。神殿に名前を持って行けば,モルモン書を読み通せば,友達に福音を紹介すれば,リストはチェックできます。それを行いながら,何のためにしているのか,その意味を深く考えるのはもっと大切です。家庭の中にいつも聖霊の影響力が感じられるためではないでしょうか。福音の喜びを友達と分かち合うことで,わたしたちの喜びがともにもっと深くなるためではないでしょうか。神様により近づき,イエス様のようになるためではないでしょうか。……。祈りの気持ちで深く考えたら,これらの目標はさらに喜びをもたらすと思います。


    アダムとエバの喜び

    イエス・キリストの福音の中で喜びを見いだすというのはとても大切なことです。なぜなら喜びなしには,わたしたちの人生はとても難しく残念なものになるからです。ニーファイ第二書に,「人が存在するのは喜びを得るためである」※1と書かれているのを御存じだと思います。そのことについて考えたことがありますか?
    モーセ書を読むと,アダムが「喜びを見いだす」ことをどう考えていたかがさらに書かれています。モーセ書第5章から読みます。これはアダムとエバが子供たちをこの世にもたらした後のことです。彼らはすでにエデンの園から外に追い出されていました。エデンの園について考えると,皆さんはそこでこそ喜びを得られると思うのではないでしょうか。彼らは神様の御前にいたからです。働く必要もありませんでした。また善と悪を知ることもありませんでした。
    しかしアダムが喜びを本当に知ることになるのはエデンの園を追い出された後のことでした。アダムが犠牲をささげていたときのことを覚えているでしょう。天使が現れて,あなたはなぜ主に犠牲をささげるのかと尋ねます。アダムの答えはこうです。「わたしには分かりません。ただ,主がわたしに命じられたのです。」※2
    9節にはこう記されています。「その日,御父と御子のことを証する聖霊がアダムに降り,そして言った。『わたしは初めから,また今から後とこしえに,父の独り子である。あなたは堕落したので,贖いを受けることができる。……』」そしてこう続くのです。「その日,アダムは神をたたえ,満たされて,地のすべての氏族について預言し始めて言った。『神の御名がたたえられるように。わたしの背きのゆえに,わたしの目は開かれた。わたしはこの世で喜びを受け……るであろう。』」
    アダムがエデンの園を離れ,犠牲をささげて,子供をもうけ,働くようになり,また聖霊を受ける。そのときに初めて彼は喜びを経験しました。聖霊が与えられたときに彼の目は開かれて,喜びを見いだすことができたのです。
    11節でエバはこのように言っています。「わたしたちの背きがなかったならば,わたしたちは決して子孫を持つことはなく,また善悪も,贖いの喜びも,神がすべての従順な者に与えてくださる永遠の命も,決して知ることはなかったでしょう。」


    人生の困難と喜び

    わたしがこの聖文から学び取るのはこのことです。アダムとエバにとって人生は今や,さらに難しい状態になっていました。彼らは悲しみや苦しみを経験するようになっていました。痛み,またきつい労働もその中に含まれていました。家族の問題や,家族の中で起きる様々な出来事もありました。でも,そのような中にあって彼らは,今こそ自分たちは喜びを見いだせるということに気がついたのです。その喜びとは,彼らが贖われ,そして天のお父様の元に戻れるという知識からやって来ました。


    兄弟姉妹の皆さん,わたしたちはこの人生に難しい事柄もあると知っています。家族の中に問題やチャレンジがあることも分かっています。すべての家族がそのような試練やチャレンジを経験します。皆さんが熱心に働いていること,長い時間働いていること,また懸命に学校で勉強していることも知っています。家族の生活を維持するために働くのが大変なことも知っています。それでも,こういったわたしたちの生活の変化の中で,このようなチャレンジの中にあっても,わたしたちはイエス・キリストの贖いを通して喜びを見いだすことができます。そして天のお父様のもとに戻ることができるのです。

     

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    喜べる理由

    時折わたしたちは歩みをとどめて天を見上げ,わたしたちに与えられている祝福を省みる必要があります。この回復された完全な福音に対する知識が与えられているのは何という祝福でしょうか。イエス・キリストがわたしたち一人一人のために苦しみ,その命をささげてくださった,それを知るのは何という祝福でしょうか。イエス・キリストの贖いの犠牲のおかげでわたしたちはふたたび聖められることができます。キリストの贖いの恵みのおかげでわたしたちは,チャレンジに満ちた人生の中でも生きていくことができます。
    兄弟姉妹の皆さん,この人生に,わたしたちが喜べる大きな理由はないでしょうか。毎日の生活の中から仰ぎ見て,わたしたちがそこにイエス・キリストの福音の大いなる祝福を見いだすことはできないでしょうか。回復された福音を知っているから,イエス・キリストの贖いを知っているから,天の御父がわたしたちを愛しておられると知っているから,喜びを見いだすことができるのはないでしょうか。救い主について,救いの計画について……これらすべてを知っているなら,喜びは目の前にあるではありませんか。わたしたちには幸せになるための大いなる理由が,こんなにもたくさんあります。
    わたしとわたしの妻がこの世から永遠にわたって結び固められていると知るのはわたしに喜びを与えてくれます。また,子供たちがわたしと妻に結び固められていることは喜びをもたらしてくれます。わたしの人生がどんなに困難に満ちていたとしても,わたしはイエス・キリストの贖いの中に希望を見いだすことができます。それはわたしに平安を,喜びを与えてくれるのです。
     

    新しい年に

    皆さんに分かっていただきたいのは,地域会長会は皆,喜びを感じているということです。もちろんわたしたちにもチャレンジはあります。それでもイエス・キリストの福音の中にわたしたちは希望と喜びを見いだすのです。この新しい年に当たって,福音の中に喜びを見いだしたいとわたしたち地域会長会は望んでいます。ですからわたしたちは愛し,高め,シンプルにしていきます。そして強め,励み,また招いていきます。わたしたちがそのように行うなら,この福音の中に喜びを見いだせることを知っています。
    皆さんを愛しています。そして皆さんとともに奉仕できるこの機会に感謝しています。◆