リアホナ2015年1月号 献血プロジェクト

    献血プロジェクト

    さいたまステークセンターに献血車を招聘

    さいたまステークセンターに献血車を招聘

    アジア北地域会長会からの提案を受け,去る10 月25 日にさいたまステークで「献血プロジェクト」が行われた。日本赤十字社との協力の下,浦和のさいたまステークセンターに献血車を招き,教会の建物を献血会場として活用してもらう。多目的ホールには,受付,献血前の審査(血圧・脈拍測定や電子画面による問診,献血カードの発行など)のブースが設けられ,医師,看護師が待機している。献血希望者は一連の順路を通り,献血適性が確認されると,駐車場に停められた献血車に入って採血に臨むことになる。献血終了後はホールに戻る。赤十字から提供された飲料を受け取り,しばし休憩して教会を後にする。

    教会員たちが友人知人と誘い合って参加したり,ボーイスカウト・カブスカウトの隊員が駅前で献血を呼びかけたりして,献血会場は活況を呈した。この日,来場したのは145 人,うち11 人は教会員でない方であった。献血受付人数は117 人,そのうち200ml が24 人,400ml が69 人,合計93 人が献血した。24 人は審査の結果,献血を見合わせた人々である。献血センター側では通常,献血を見合わせる人が2 割前後出ることは織り込み済みであり,この日は受付数110 人,採血数80 人を目標としていた。

    今回,さいたまステークではステーク広報ディレクターがステークの指導者をサポートしながら,この献血プロジェクトを準備した。全国広報評議会が中心となって取り組んでいる企画であり,今年度は試験的に幾つかのステークに依頼して実施している。教会側としては,会場を提供し教会員が献血することはもとより,モルモン・ヘルピングハンズ活動として地域の人々に献血を呼びかけたり,来場者の誘導や案内に当たったりすることも,大切な奉仕の機会と捉えている。

    これは将来的には「奉仕の日」として全国で一斉に行うことを構想している。アジア北地域広報部ではこう説明する。「来年以降は献血プロジェクトを希望するステークや地方部へ,全国広報評議会が試験的に実施して得られた各地の運営ノウハウや改善点などの情報を提供していく予定です。地域会長会が願っているように,奉仕の日という形で,アジア北地域内の日本,韓国,グアム,ミクロネシアでも可能な限り同じ日に実施していく方向になると思います。

    教会員だけがモルモン・ヘルピングハンズの奉仕活動に参加するのではなく,会員が奉仕活動に友人を招いたり,地元の広報ディレクターがオピニオンリーダーとなっている方々を招くことが広報としての目的の一つになっていきます。」いわば教会が,社会に貢献する奉仕活動の拠点として地域の人々に知られることを目指している。

    教会の雰囲気を感じていただく機会

    アジア北地域の広報活動の神権アドバイザーであるスコット・D・ホワイティング長老は次のように語る。「わたしがハワイ州とカリフォルニア州西海岸で地域七十人の責任を受けていたとき,それぞれのワードやステークが中心となって献血のプロジェクトを行いました。

    青少年が教会の近隣へ献血の日時を告知するチラシを配布し,会員たちも献血に協力してもらうために友人や家族を積極的に教会堂へ招きました。多くの献血を集めることも大切なことですが,献血をする方々に教会堂の中へ足を運んでもらい,教会と教会員の雰囲気を感じていただき,教会が地域社会へ奉仕するセンター的な役割も担っていると知っていただくことに重点を置きました。まずは,教会堂の中を見ていただくこと。それが大切だと思いました。」

    その後も,ハワイ州やカリフォルニア州で行われたモルモン・ヘルピングハンズの活動は,「モルモン・ヘルピングハンズの日」または「奉仕の日」という名称で地元に浸透し,4 月の第4 土曜日に一斉に活動が行われることが年中行事として地域社会に定着している。現在では献血だけではなく,奉仕の内容は多岐にわたるが,毎回約7 万人の人々がボランティア活動に参加する。そのうちの約1 万5,000 人は教会員ではない。

    日本ではまだ試験段階ではあるが,こうしたビジョンの下に計画が進められている。名古屋東ステークでも11 月22 日に献血プロジェクトが試験実施され,献血受付数59 人,採血数50 人(全員が400ml 献血)を記録した。◆