リアホナ2014年3月号 3日間で1,705人の訪問者

    3日間で1,705人の訪問者

    ─横浜ステーク山手ワードのクリスマスオープンハウス

    2013年12月 21日(土)から 23日(月) の 3 日間,横浜ステーク山手ワードでオープンハウスが開催され,1,705人の訪問者があった。特に週末の夕方には,「流れが途切れることなく,人々がどんどん連なって入って来られるのを見て,ほんとうに驚きました」と横浜ステークの伊藤会長は語る。山手ワードは横浜山手外国人居住地の観光地の中に位置し,普段から観光客がよく通りかかる場所にある。しかも,ワードの前の通りは「教会通り」と呼ばれるほど幾つもの教会が建ち並び,教会巡りをしている観光客も多いという。1901年,日本に初めて宣教師が上陸した横浜の地─会員たちはこの恵まれた立地条件を活かし,初代ビショップのときから13年間にわたり毎月,オープンハウスを続けてきた。

    1階では,20数枚のパネルや写真,映像などを使って,4つのブースでイエス・キリストの生涯,日本の末日聖徒100年史,子供たちの活動の様子,モルモン書の起源などが紹介された。廊下には,モルモン書の起源と日本の教会歴史について説明する,高さ 2.3メートル× 幅 6メートルほどの色鮮やかな絵巻(横断幕)が展示された。この展示は,2013年東京国際ブックフェアで教会の展示ブースに使われたデザインを再利用して制作されたものである。「えっ,アメリカ大陸に?」「そうか,聖書とモルモン書か」「その後どうなったんですか」……驚きや質問の言葉が聞こえてくる。大きな絵巻とパネルが宣教師の説明を後押ししている。展示に真剣に見入る人の姿もここかしこで見られた。ティールームでは手作りクッキーとココアが振る舞われ,映像を見ながら宣教師と訪問者がゆっくりと談笑できる空間が用意された。

    教会の前では,「こんにちは。ここ,教会なんですよ。」「今クリスマスなのでね,特別に教会の中を一般公開しているんですよ。」 山手ワードの嶋田ビショップや宣教師が笑顔で,道行く人のほぼ全員に気さくに声をかけた。特に,「教会の中でクリスマスの歌と伴奏の生演奏をしています」の声かけには手応えがあったという。「皆さんの心にクリスマスを味わいたい,霊的なものを感じてみたいという思いがあるのだな,と思いました」と嶋田ビショップは振り返る。最初の 2 日間は山手ワードの会員が礼拝堂での音楽を担当した。人々のリクエストに応えて数時間にわたり賛美歌を歌ったのは,実は求道者になってまだ 2週間という声楽家の女性だった。「主への祈りを込めて歌いました」と語るその歌は人々の心の琴線に触れ,聴き終えて涙ぐんで礼拝堂を後にする人もいたという。アンケートには「賛美歌を聴いて心が洗われました」「心が和らぎ,穏やかになりました」「生で聴けてほんとうに良かった」といった言葉が数多く記されていた。

    最終日には横浜ステークの会員の協力を得て,5つのワード・支部が1時間ずつ教会堂の前でキャロリングを行った。歌声は1ブロック先まで響き,美しい歌に聴き入る人々が道路を隔てた向かい側まで広がった。写真撮影の人垣,聖歌隊に合流して一緒に賛美歌を歌う人達,時折わき起こる拍手,聖歌隊と道行く人々の間で交わされるメリークリスマスの声……。クリスマスの平和な雰囲気が街の一角を包んだ。

    山 手 ワ ード で は これ ま で,2012年 のクリスマ ス オープ ンハウス に 500人 強,2013年のゴールデンウィークには 600人の訪問者があった。 2013年のクリスマスは目標の1,000人を大きく超えた。教会広報部,伝道部やステークの協力も大きかった。隣接する町田ステークや藤沢ステークからも宣教師が駆けつけた。この日に向けて約半年間,入念な準備を重ねてきたが,まだ訪問者数を増やせる余地があると嶋田ビショップは言う。「皆さんが教会の中を素通りするのではなく,ゆっくりと音楽を味わい,ティールームで宣教師と談笑できるようなオープンハウスにしたいんです。」

    ヒーバー・J・グラントら最初の宣教師たちが住んだ場所にもほど近いこの教会堂には日本伝道100年記念碑も併設されている。日本の教会歴史上,重要な場所に建つ山手ワードは,日本における準訪問者センター的な位置づけで,今後も月に1 度,定期的にオープンハウスを開催していく。◆