リアホナ2007年7月号BYUハワイ校の入学基準 霊的準備が重視される入学選考

    BYUハワイ校の入学基準 霊的準備が重視される入学選考

    BYUH国際入学事務局副局長  マイケル・F・サドロー兄弟

    BYUHでは2年前から入学に対する基準がより明確になってきました。高校を卒業してBYUHへの入学を希望する教会員にとってもっとも重視されるのはセミナリーでの成績です。毎朝セミナリーで学び,課題を果たして良い成績を収めていることは入学審査においてとても重要な要素です。セミナリーに出席していない人は入学審査の対象から外れます。もちろん,セミナリー受講年齢の途中で改宗した人は,その時点からのセミナリーの成績だけが対象になります。

    今年の6月に地域会長会から書簡が送られました。その中には教会の運営する大学に入学するための面接について,ビショップへの指針が記されています。簡単に言えば,その青少年が入学基準に合致しているかを厳密に評価してくださいというものです。自分のワードの会員ですし,両親の願いなどもあり,人情的には過分な評価をする傾向にあります。しかし,その生徒と,入学後のその生徒の周囲にどのような影響があるかも考慮していただきたいと思います。端的に表現するならば,教会に活発ではない青少年を推薦しないでくださいということです。教会に活発でない青少年には入学の許可を出しません。「活発」という定義にはいろいろあると思います。しかし,入学審査においての「活発」とは安息日を守っているかどうかということを意味します。あるビショップから,「月に4回の安息日のうち2回出席していれば活発と評価してもよいでしょうか」と尋ねられたことがあります。それに対しては「最低でも3回の出席が必要です」と答えています。安息日に聖餐会だけ出席しているので,「活発」より少しランクを落として「半活発」と評価するビショップもいますが,「半活発」というのはありません。「活発」しか受け付けません。また,ビショップとの面接の後に,そのような活発な状況が続く必要があります。6か月以内に活発な状況でなくなれば,入学の申請はキャンセルしています。

    現在,BYUHで学ぶ日本人のうち半分は帰還宣教師です。入学審査において,帰還宣教師であるということは大きなプラス要素になります。入学申請者の中でも,帰還宣教師は最優先されます。

    アメリカの大学では英語以外の言語を母国語とする学生を対象にTOEFLというテストが実施されます。そのテストで十分な点数を得点していなければ入学することができません。過去にはB Y U 本校とハワイ校では基準となる点数に差がありました。しかし,今は本校もアイダホ校もハワイ校も同じ基準点となりました。コミュニケーションに必要な4技能(読む・聞く・話す・書く)を総合的に測定する新形式のTOEFLテストで最低61点が必要となります。

    アメリカ人でも年々入学が難しくなっています。新入生は全申請者の17%だけが入学を許可されています。アジア諸国からの入学申請の書類は,すべてわたしが審査に加わっていますが,日本と韓国からの生徒は非常に優秀になっていると感じています。高校の成績も良く,勉強のやり方をよく知っているという印象があります。若いときからよく訓練を受け,学ぶことの大切さを理解していると思います。

    日本の国内で大学に進学する学力に欠けている高校生が,BYUHへ入学するのは難しいと思います。ハワイが好き,アメリカが好き,という気持ちだけでは入学することはできません。強い決心と信仰を養う努力がなければ,教会の大学へ進学することは容易ではありません。

    入学申請者の通っている高校のレベルは様々です。そのため,優秀な生徒でも,通っている学校のレベルが高いので全体の中では良い成績を収めていないという人もいます。また,学校のレベルがそれほど高くないので,全体の中で高い位置にいる人もいます。学校の成績については,それぞれの高校の一般的なレベルの高さも考慮しています。各高校が評価されているデータがありますので,それを基に判断しています。ですから,教会員であれば誰もが同じように評価される安息日の活発度とセミナリーが重視されているわけです。

    わたしたちが安息日を守ることやセミナリーについて重要視しているのには理由があります。それはBYUHの建学の精神に非常に関係しているからです。創設者であり大管長であったデビッド・O・マッケイは,「この学び舎やから世界平和の確立に影響を及ぼす男性,女性が巣立ち,世界はその影響力を感じ取ることでしょう」と宣言しました。BYUHに入学した日本人学生は,出会いがあり,学びがあり,たくさんのすばらしい経験をします。そこで養われたリーダーシップは日本の社会と教会の中で発揮されるべきです。日本人の卒業生は多くの才能と経験を携えて日本へ戻り,活躍することが期待されています。◆