リアホナ2007年1月号スペシャルオリンピックス熊本で会員と宣教師たちが奉仕

    スペシャルオリンピックス熊本で会員と宣教師たちが奉仕

    「飛び立とう はばたこう 勇気の翼で」のテーマの下,2006年スペシャルオリンピックス日本・夏季ナショナルゲームが,11月3日から5日まで熊本で開催された。スペシャルオリンピックスとは,知的発達障害のある人たちに日常的なスポーツトレーニングと競技会とを年間を通じて提供し,社会参加を応援する国際的なスポーツ組織である。ここではスポーツ活動に参加する知的発達障害のある人たちをアスリートと呼んでいる。

    日本各地から参加したアスリート1,215人と,そのコーチや親族約1,470人は,約3,000人のボランティアの助けを受けて「はばたいた」。ボランティアの中には約170人の教会員と,20人の福岡伝道部専任宣教師も含まれていた。スペシャルオリンピックスは,参加したアスリートに試合と交流を通じて「はばたく」チャンスを与えただけでなく,教会にも「はばたく」機会を提供してくれた。すなわちボランティアとしてスペシャルオリンピックスに協力することにより,教会が日本の社会を大切に思い,日本の社会がよりよくなるように努力していることを多くの人に知ってもらう機会となったのだ。

    近年,世界の様々な地域で起きている,一部の宗教団体によるテロ的行為のせいで,日本人の多くは宗教に対して一般的にあまりよくないイメージを抱いている。そのような中,主催団体のスペシャルオリンピックス日本が今夏のナショナルゲームにおいて教会からの協力を受けた理由は,昨年長野で開催されたスペシャルオリンピックス冬季2006年12月世界大会において,教会が非常に有意義な貢献をしたからである。福岡ステーク,熊本ステーク,長崎地方部,鹿児島地方部の青少年とその指導者150人は,セミナリーグランプリの活動の時間を利用して,スペシャルオリンピックスの開会式会場に行き,ボランティアとして奉仕したり,アスリートに声援を送ったりした。熊本ステークの田代浩三ステーク会長は,「ほかの人が自尊心を持てるように助けることができ,青少年たちにとっても大切な機会になりました」と語った。さらに,福岡伝道部の専任宣教師20人が熊本ステークのボランティア20人とともに大会の警備を支援した。専任宣教師であり,宣教師によるボランティア活動のコーディネーターでもある吉川真美姉妹はこう話す。「直前になってある団体がボランティアとしての参加を急に見合わせたので,スペシャルオリンピックスはとても困っていました。そこで教会ですぐに新たなボランティアを集め,宣教師と一緒にその穴を埋めたんです。」

    アジア北地域会長会第一顧問の高元龍会長夫妻は,スペシャルオリンピックスの開会レセプションに特別ゲストとして招かれ,高円宮久子妃殿下とスペシャルオリンピックス日本理事長の三井嬉子さんに紹介された。また日本広報ディレクターであるブロードヘッド長老夫妻は,福岡伝道部の岩浅伝道部会長夫妻とともにスペシャルオリンピックス期間中にボランティアとして働き,細川護熙元首相夫人でありスペシャルオリンピックス日本の名誉会長でもある細川佳代子さんと教会との友好関係を再確認し,深めることができた。精力的に世界中の慈善事業に携わっている細川さんは,教会が善をなすために積極的に他の団体と協力していることを称賛した。

    しかし最も重要なのは,教会員や宣教師がスペシャルオリンピックスに参加しているアスリートを助ける機会を得たことだ。ボランティアの会員や宣教師は,アスリートたちの笑顔という何にも代えがたい報酬を励みにして,このイベントを真に「特別」なものとすることができた。◆(レポート:デビッド・B・岩浅福岡伝道部会長)