リアホナ 2006年3月号 マイ・モルモン書で聖文を自分のものに

    マイ・モルモン書で聖文を自分のものに

        匿名希望

    モルモン書を読んでいて,いつも感じることがあります。挿絵がないので,読んでいるときにふっと,そこの箇所の主人公を見失うのです。皆さんはどうですか。そういうことありますでしょ。これを改善する方法を見つけました。

    『モルモン書』セミナリー生徒用のテキストには,モルモン書のキャラクターの挿絵が少しですが載っています。(編集注:セミナリーのテキストは,セミナリーに登録された生徒とセミナリー教師以外の方が入手することはできません。)わたしは前からこれを何かに使えないかと思っていましたが,ひらめいたのです。早速自分の聖典にキャラクターの顔をコピーしたものを貼ってみました。足りないキャラクターの顔は『モルモン書ものがたり』(編集注:配送センターで入手可能です。商品番号35666 300)から探しました。ニーファイだけでも4人いますから,探すのに苦労しました。また手紙を出した記事のところは封筒の絵なども貼ったりしてマイ・モルモン書ができました。最初その書の頭だけに貼ろうと思いましたが,主人公を見失わないためには全部に貼ることにしました。

    たとえばアルマ書32章でアルマが信仰のたとえを話しています。そして34章はアミュレクが祈りについて話をしています。しかし挿絵なしに続けて読んでいると,34章の頭でアルマが腰を下ろしアミュレクが立ち上がったことを忘れ,信仰の話も祈りの話もアルマがしたように錯覚します。またニーファイ,アルマ,サムエル,正義の味方の名前は頭に入っても悪役の名前が全然,頭に入りません。

    けれども絵を貼ったおかげで,一人一人の性格がよく分かるようになりました。息子アルマ,最初悪くても悔い改めた後は感心するほどの人格です。アミュレクにしても人を説得するすばらしい説教をしています。悪役のアマリキヤ,レホンタイ,キシクメンたちの性格さえも浮かび上がります。

    わたしは今,教義と聖約にも顔を貼っています。読んでみると驚いたことに,顔の絵と文章が目に入った途端,頭の中に歴史が見えるではありませんか。まるで3Dの眼鏡をかけたみたいです。それまでもジョセフ・スミス,オリバー・カウドリ,ハイラム・スミスなどは頭にありましたが,顔を本に貼ったことにより,ウィリアム・W・フェルプス,フレデリック・G.ウィリアムス,などが頭に入りました。

    これをする前は,1日10ページと決めて読んでいました。しかし平面的にしか文字が見えなかったのが,今では絵を貼ったことで立体的に読めるので,気がつくと1日でヒラマン書を読んでしまったり,楽に数十章読んでいたりして,とても楽しくなりました。

    毎日マイ・モルモン書を読んでいると,必ず気になる聖句があります。それをノートなり紙なりに書き出します。不思議と,人に対して赦せない気持ちがあると赦すようにという聖句を選んでいたりします。また,モルモン書の預言者が聖文の中で詳しく教えている赦しや悔い改め,贖い,キリストの教義,祈り,こういった聖句を学びながら整理して紙に書くことにより,その教義をただ読むだけよりも自分のものにすることができます。

    モルモン書はすばらしい書物です。毎日読むと主の思い,真理が体にしみこみ,世のまやかしを打ち破ることができます。8月から読み始め10月の中ごろから聖句を書き出すことを毎日しているせいか,霊的な夢を数回見るようになりました。

    聖典はほかの書物と違って一生付き合う書物なので,それぞれ工夫をして自分のものにするようにすれば,神様の愛をたくさん感じることができます。幼いころからモルモン書に親しむために,このアイデアを使っていただけたらうれしいです。◆