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スウェーデンの教会記録をオンラインに載せるボランティア
スウェーデン,ファルコピン発,2009年8月21日:ファミリーサーチ(FamilySearch)とスウェーデンの国立公文書館の一部門であるスベンスク・アーカイブインフォメーション(Svensk Arkivinformation,SVAR)は,今日,これまで手掛けられた中で最大規模のオンラインインデックスの事業開始を発表した。
二つの組織は,全世界のスウェーデン語を話せるボランティアの援助を得て,スウェーデンの教区記録に関する高度な検索能力を持つ,フリーオンラインインデックスを作成する計画であることを明らかにした。この教区記録は,200年間のスェーデンの歴史記録で,4億以上の名前が載っている。
1608年,スウェーデンの大司教は,国内の全住民の出生,洗礼,結婚,埋葬の記録の作成を開始するよう聖職者に要請した。1686年までには,聖職者は各教区の人口調査を定期的に実施するようになっていた。教会の記録(しばしば「教区記録」あるいは「教会台帳」と呼ばれる)は2世紀以上にわたっており,スウェーデンの教区で転出入があったおよそ4億1,800万人の人生の重要な情報が年代順に記録されている。
「スウェーデンに住んでいたほとんど全員が教会記録に記録されているので,教会記録はスウェーデン人の先祖を調べる系図家にとってきわめて重要な情報源です」と,ファミリーサーチ(FamilySearch)の首席系図役員のデビッド・レンチャーは語る。「現在解決すべき問題は,スウェーデン語で書かれているそれらの記録を全世界の探求者が利用できるようにすることです。」
「ファミリーサーチ(FamilySearch)と国立公文書館は,長年にわたって協力し,スウェーデンの教会記録のマイクロフィルム化とスキャニングを行ってきました。今,わたしたちは,スウェーデンの系図研究に変革をもたらすインデックスを作成しようとしています。ウェブサイトを通じて,おびただしい量のスキャンした記録の中から先祖を簡単に見つけ出し読み取ることができます。これは,あらゆる年代の大勢の初心者にとって魅力的です」と,SVARのディレクターであるアンダーズ・ノードストロムは語る。「専門の研究者にとって,これはまったく新しい手段です。ごくわずかな訓練で,これまで決して成し得なかった水準の調査が可能になります。」
家族歴史家にとってインデクシング(索引付け)プロジェクトが非常に重要なもう一つの理由は,スウェーデン人が何世紀にもわたって特殊な方法で姓を受け継いできたからです。「200年前のスウェーデンの社会にいると想像してください。100人中10名が同姓同名です。スカンジナビアでは名前の数がこのように小さいのです」と,ファミリーサーチ(FamilySearch)スカンジナビア収集管理スペシャリストのジェフ・スベアは語る。
もしもあなたがアンダーズ・アンダーズソンであれば,父親はアンダーズの可能性がある。あなたの兄弟もアンダーズという名であった可能性があり,あなたのおじも同様である。そのときに同じ名がだれを指すのかを区別するために,地元の人々は,その人の農場(居住地)名を付け加えた。「さもなければ,今日アンダーズ・アンダーズソンを調べようとするとき,先祖は,同名の人々の霧の中に包み込まれてしまいます。それ以上情報がなければ,だれであるか分かりません」と,スベアは語る。ファミリーサーチ(FamilySearch)のインデックスには,個人の重要記録から抄出した居住地名や農場名が含まれることになっている。
目標は,スウェーデンの人々に,教会記録に関する高度な検索能力を持つ無料のオンラインインデックス作りに熱中してもらうことである。これが完成すると,スウェーデンの歴史的な教区記録の情報にアクセスできる唯一最大インデックスとなる。この無料インデックスで,SVARに保管されている原記録の画像にリンクできるようになる(ただし,SVARは画像の閲覧や印刷に少額の費用を請求する可能性がある)。
ファミリーサーチ(FamilySearch)はオンラインインデクシングで世界的を牽引しており,2008年にオンラインインデクシングプログラムを開始した。何万人ものボランティアの助けを受け,最近,2億5,000万人目の名前のインデックスを作成し,新たな段階に到達した。ファミリーサーチ(FamilySearch)は現在,65のオンラインインデクシングプロジェクトを展開中である。
このプロジェクトでは,ファミリーサーチ(FamilySearch)は,SVARから提供される記録のデジタル画像を作成する。その後,全世界のボランティアが,ファミリーサーチ(FamilySearch)のウェブベースのインデクシングツールを使用し,デジタル画像を見て,その画像から望ましい情報だけを抄出する。次いで,そのデータは処理されて,デジタル画像にリンクする検索可能なインデックスとしてオンラインで公開される。
この歴史的な作業に貢献するためにボランティアに必要とされるのは,インターネット接続と,スウェーデン語を読む能力だけである。独自の品質管理プロセスにより,インデックスは非常に正確に完成される。各文書は,二人のインデックス作成者によって翻訳される(この二人のインデックス作成者が世界のどこにいようと問題ではない)。二つの抄出に不一致があれば,それは第3のボランティア(調整者)に送付され,その人が両方の解釈に必要な訂正を加える。
プロジェクトは,オレブロ,ウプサラ,セーデルマンランド郡の記録から開始される。インデクシングは,各教区の利用可能な文書の中の最も古いものから始め,1860年のものまで続ける。典型的なダウンロード済みの「バッチ」(処理の1単位となる記録)を完了するのに,一人のボランティアで30分ないし40分かかるであろう。インデクシングのユーティリティには,チュートリアルとヘルプが内蔵されている。スウェーデンの教会記録のためのボランティア活動に関心のある人は,indexing.familysearch.orgで参加できる。 |