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アジア北地域会長会第二顧問で七十人の青柳弘一長老は,神権指導者ならびにその他の教会スタッフを伴って11月10日に東北沿岸部を訪れ,被災した漁業関係者に設備と各種漁具を寄贈した。これは,すでに教会がほかの複数の地域に提供した支援に追加するものであった。

教会は岩手県久慈市の漁業協同組合にトラック3台,魚網4,500枚,タコ漁用のかご3,000個,そのほか様々な漁具を提供した。久慈市の人口は約3万5,000人。そのうち漁業に従事する人々は1,200人である。漁船はほとんど破壊された状況であった。漁業協同組合の皀(さいかち)健一郎組合長は教会からの寄贈に対して「この大災害によって心を打ち砕かれたわたしたちにとって,本日の教会からの寄贈はまことに心温まるものです」と感謝を述べた。

岩だらけの海岸線を車で南に30分走った所にある野田村という小さな村でも,教会の一行は同じように寄贈を行った。津波に襲われる以前,野田村にはおよそ4,000人が住んでいた。しかし38人が亡くなり,海岸沿いの家はすべて破壊された。経済の中心は漁業であった。教会からの寄贈品は青々と広がる太平洋に臨む海岸のそばに並べられた。冷凍設備付のトラック,水槽を積んだトラック,フォークリフト1台,大型デジタル計量台1台,その日に収獲した魚を運ぶための大型コンテナ70基も寄贈された。

これらの寄贈は,清水恭一岩手県議会議員と仕事上の交流があった大館支部の土門一元会長からの提案によるものであった。清水氏は土門会長からの電話と津波後の支援の申し出について感謝し,「まるで自分の兄弟や姉妹のようです」と述べた。清水氏は,これらの寄贈品の購入に当てられた人道支援基金は,日本が立ち直れるように支援するために全世界の教会員から集められたものであることを知ったのである。

青柳長老は漁業関係者に語った言葉の中で,新約聖書から一つの話を引用して次のように述べた。「イエス・キリストは人々を教え,御自身の教会を設立しようとなさったとき,海辺へ行き,漁師のシモン・ペテロとそのほかの漁師たちを選び,ともに働く弟子にされました。彼らは清く,謙遜で,正直で,勤勉な人々でした。この地上にキリストの教会を築いたのは彼らでした。今日,皆さんにこれらを寄贈するには特別な意味があると感じています。」

この寄贈は,教会から派遣され被災地で奉仕した延べ2万2,000人のボランティアによる支援活動に追加して行われたものである。3月11日の災害からの復興を目指す東北の人々を支援する,教会の継続的な活動の一部である。
アジア北地域 広報ディレクター コナン・グレームス
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