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イエス・キリストの降誕
イエス・キリストは神の御子として, およそ2,000年前にお生まれになりました。聖書の預言者たち(イザヤ9:6 ) と『モルモン書――イエス・キリストについてのもう一つの証』 (アルマ 7:10) の預言者たちは,救い主の降誕をその出来事が起こるはるか以前に予告しました。
わたしたちがクリスマスにお祝いするイエス・キリストの降誕は,この世の歴史の中で最も意義深い出来事の一つです。聖書には,イエス・キリストが馬小屋で処女マリヤからお生まれになったこと,御使いたちが羊飼いたちにイエス・キリストの降誕を告げ知らせたこと,また東から来た博士たちが後にイエス・キリストのみもとを訪れたことが記録されています。天は地上への神の御子の降誕を喜びました。イエスの降誕は,あらゆる時代の,あらゆる地の,あらゆる人々にとって良い知らせです。
奇跡
奇跡はしばしば,しるし,または不思議と呼ばれ,信じる人々に現されます。
聖書には,イエス・キリストが人々を教え導かれたときに,人々を祝福し,多くの奇跡を行われたことが記録されています。イエス・キリストは病人を癒し,目の見えない人を見えるようにし,耳の聞こえない人を聞こえるようにし,水の上を歩き,5つの大麦のパンと2匹の魚で5千人に食を与えられました。イエス・キリストは人々を祝福し,人々の信仰を増すためだけでなく,神の力を示すためにも奇跡を行われました。
イエス・キリストが行われた最大の奇跡は,贖罪と復活でした。これによって,すべての人々は悔い改めると罪を赦され,死後に復活を受け,ついには天の御父のみもとに戻って御父と一緒に住むことができるのです。
今日も,イエス・キリストを信じている人々は,自分の生活の中での神聖な奇跡について証することができます。
イエス・キリストの教え
イエス・キリストは,すべての人々のために命をささげただけでなく,生き方を人に教えるためにもこの世においでなりました。イエス・キリストは言葉と行いの両方で教えておられます。
イエス・キリストは,御父である神から与えられた教義を言葉にして教えておられます (ヨハネ 7:16)。それは永遠の命の言葉です (ヨハネ 6:68)。イエス・キリストの教えには天の御父の子供たちの幸福と救いのための計画が含まれています。 イエス・キリストの模範は神とほかの人々を愛する方法をわたしたちに教えています。イエス・キリストは罪のない生涯を過ごされました。そして,ご自分に従うようすべての人々を招いておられます (ヨハネ 12:26)。 あなたは救い主の教えと模範に従うならば,この世と次の世において真実の幸福を見いだし,平安に暮らすことができるのです。
イエス・キリストの生涯の記録
時の初めから,神は預言者として知られる特別な証人たちを召し,ご自分の子供たちに対する神のお計らいの記録を残すように彼らに命じられました。聖書と『モルモン書』はともにこのような記録です。
聖書には,聖地の民に対するイエス・キリストのお計らいと教え導かれた記録が含まれています。
そして,『モルモン書――イエス・キリストについてのもう一つの証』は,古代アメリカの民に対するキリストのお計らいと訪れの記録です。
この二つの書は天の御父と御子イエス・キリストについて教え,またわたしたちに対する御二方の愛が記されています。
聖書からの記録
聖書はイエス・キリストについて証し,おびただしい数の人々に影響を与え,人々を助けてきました。それは神の啓示と神の子供たちに対する神のお計らいの話が収録されたものです。
聖書の中の歴史記録はアダムの時代から使徒たちの死に及ぶ何世紀もの時代を網羅するものです。同じように,聖書の各書は,世界の歴史の様々な時代に住んでいた預言者たちが記し,また彼らについて述べられたものです。 恐らくあなたもご存知のように,聖書は二つの部分に分かれています。すなわち,旧約聖書と新約聖書です。
旧約聖書には,紀元前に書かれた神聖な記録が含まれています。旧約聖書の多くの預言者たちが,救い主であり贖い主である御方の来臨を預言しています。
新約聖書には,救い主であり贖い主である御方,すなわちイエス・キリストの生涯が述べられています。また,キリストの時代の教会の設立についても述べられています。
『モルモン書』からの記録
『モルモン書』はイエス・キリストについてのもう一つの証です。これには昔の預言者たちの書いた記録が載っています。その一人であるリーハイという名の預言者は,紀元前約600年にエルサレムに住んでいました。神はアメリカ大陸に小グループの人々を連れて行くようリーハイに命じられました。彼らはそこで偉大な文明の民となりました。
神はこれらの民の間で続けて預言者たちを召されました。『モルモン書』は預言者たちの記録が収録されたものです。この書はこれらの預言者たちの中の最後の預言者の一人であるモルモンにちなんで名付けられたものです。
これらの預言者たちは天の御父の子供たちに対する天の御父の計画とイエス・キリストの使命を知っていました。そして,キリストが復活後にアメリカ大陸の民に御姿を現し,彼らに福音を教え,また彼らの間にキリストの教会を設立されたことを,預言者たちは記録しました。
なぜイエス・キリストの生涯が大切なのですか?
イエス・キリストは,わたしたち全員のために苦しんで亡くなられ,罪を悔い改めて赦しを得る機会をわたしたちに与えてくださり,また復活の約束を与えてくださいました。イエス・キリストはわたしたちに対する模範となる生涯を過ごされました。イエス・キリストの生涯はわたしたちが生きるべき道を示しています。
イエス・キリストは,
ご自分の祈りで祈り方をわたしたちに教えてくださいました。
ご自分の奉仕の生涯で謙遜にほかの人々に奉仕する方法をわたしたちに示してくださいました。
ご自分がバプテスマをお受けになることでわたしたちもバプテスマを受けるべきであるということを示されました。
あなたができるかぎりイエス・キリストの模範に従うならば,この世で喜びを見いだすだけでなく,いつの日かイエス・キリストと天の御父のみもとに戻って一緒に住むことができるのです。
完全な模範
イエス・キリストは完全な模範の御方です。イエス・キリストの弟子たちが,自分たちがどのような人物になることを望まれるか尋ねたときの,イエス・キリストの返答は簡潔でした。「わたしのようでなければならない。」(『モルモン書』, 3 ニーファイ 27:27)。
イエス・キリストはわたしたちに,天の御父のみもとに戻れるようにどのような生活をすべきかをご自分の模範と教えによって示されました。当然のことながら,完全な生活のできる人は一人もいません。わたしたちは皆,過ちを犯します。しかし,心から自分の過ちを悔い改め,イエス・キリストの模範に従うように努めるときに,わたしたちを取り巻く状況がどうであろうと,わたしたちの人生は平安と内なる喜びに満たされます。
復活
イエス・キリストは十字架の刑から3日後に,復活を遂げた最初の御方となられました。霊と体が二度と分離することのないように再結合されたのです。
イエス・キリストの友である人々はイエス・キリストの墓を訪れたとき,そこで天使たちに出会い,天使たちは彼らにこう告げました。「もうここにはおられない。かねて言われたとおりに,よみがえられたのである。」 (マタイ 28:6)
イエス・キリストの贖罪と復活のおかげで,かつてこの地上に住んでいた人は皆,復活します(1コリント 15:22)。イエス・キリストが復活されたように,わたしたちの霊は二度と分離することのないようにわたしたちの体と再結合されるのです。
復活の証人たち
イエス・キリストの復活後,何百人もの忠実な弟子たちがイエス・キリストにお会いし,語り,手で触れました。 これらの証人たちの話が聖典の中に見られます。聖書には,イエス・キリストが復活後に聖地の民に御姿を現された話が記されています。『モルモン書――イエス・キリストについてのもう一 つの証』には,イエス・キリストが復活後にアメリカ大陸の民に御姿を現された話が記されています。そのほかに,イエス・キリストは現代の証人たちにも御姿を現されました。
聖書の話
聖書には,復活されたイエス・キリストを証した多くの人が出てきます。
最初の証人は,救い主が墓からよみがえられたすぐ後で主にお会いした,忠実な女性,マグダラのマリヤです。マリヤはエルサレムにいる主の弟子たちへ知らせに走りました。(ヨハネ 20:11-18) エマオへ行く途中,イエス・キリストは別の二人の弟子と一緒に歩きながら話しました。そして,二人の家を訪れました。(ルカ 24:13-35)
その晩,主は弟子たちの集まりでご自分を現しました。その場にいなかった弟子のトマスは,イエス・キリストがほんとうに生きておられることを信じようとしませんでした。1週間後,彼はイエス・キリストの身体にある傷に自分で触れました。(ヨハネ 20:19-29)
使徒パウロは,復活されたイエス・キリストが「五百人以上の兄弟たちに,同時に」現れ,後にパウロ自身にも現れたと述べています(1コリント 15:6-8)。
『モルモン書』の話
『モルモン書』には復活されたイエス・キリストと,古代アメリカに住む忠実な弟子たちへのイエス・キリストの訪れについて書かれています。イエス・キリストは旧世界の弟子たちを訪れた後,天から降り,古代アメリカに住む主の弟子たちに姿を現しました。
『モルモン書』には,イエス・キリストがアメリカ大陸を訪れ,病人を癒し,福音を教え,子供たちを祝福し,十二人の弟子を召して,アメリカ大陸にキリストの教会を組織した様子が描かれています (3 ニーファイ 11:18; 3 ニーファイ 12:1-2)。
近代の証人
1820年,ジョセフ・スミスが熱心に真理を探求していると,天の御父が御姿を現し,御子イエス・キリストを紹介し,「これはわたしの愛する子である。彼に聞きなさい」と言われました。こうして,ジョセフは預言者すなわちイエス・キリストの特別な証人に召されました。ジョセフはイエス・キリストの神性を証し,主の福音を教えました。ジョセフ・スミスをはじめとする近代の証人は,復活されたイエス・キリストを見,その声を聞きました。救い主が栄光に満ちた姿を現さた後,預言者ジョセフ・スミスはこのように記しています。
「そして今,小羊についてなされてきた多くの証の後,わたしたちが最後に小羊についてなす証はこれである。すなわち,『小羊は生きておられる。』わたしたちはまことに神の右に小羊を見たからである。また,わたしたちは証する声を聞いた。すなわち,『彼は御父の独り子であ〔る。〕』」[『教義と聖約』 76:22-23]
贖罪
世界の歴史の中で最も重要な出来事である贖罪の完全な意味を言葉で述べることは不可能です。救い主はゲツセマネの園と十字架上で苦しまれたことによって,わたしたちの罪を贖われました。これはすべての民にとって良い知らせです。
イエス・キリストがわたしたちの罪のためにどれほど苦しまれたのか,わたしたちは完全には理解できません。しかし,ゲツセマネの園で,わたしたちの罪の重さのためにイエス・キリストがあらゆる毛穴から血を流すほどの苦しみを感じられたこと (ルカ 22:39-44)を,わたしたちは知っています。
その後,イエス・キリストは十字架にかけられ,かつて知られていた最も残忍な方法の一つで,自発的に苦しみを身に受け,亡くなられました。
救い主はこう述べられておられます
見よ,……わたしは,すべての人に代わってこれらの苦しみを負い,人々が……苦しみを受けることのないようにした。……[『教義と聖約』 19:16-17]
イエス・キリストはわたしたちの罪を贖うに当たって,ご自分にしかできないことを行われました。わたしたち個人の生活にイエス・キリストの贖罪が完全に効力を持つためには,キリストを信じる信仰を持ち,罪を悔い改め,バプテスマを受け,聖霊を授かり,神の戒めに従い,イエス・キリストに似た者になるように努めなければなりません。わたしたちはイエス・キリストの贖罪を通じてこれらの事柄を行うとき,イエス・キリストと天の御父のみもとに戻って永遠に一緒に住むことができるのです。
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