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今日の言葉

ある兄弟が立ち上がって証を述べ、教会員であることの祝福について話しました。温かいものが全身を流れるのを感じました。

ビッキー・F・松森姉妹 2009年10月

モルモン書から

しかし見よ、わたしはあなたがたに言う。あなたがたの敵を愛し、あなたがたをのろう者を祝福し、あなたがたを憎む者に善をなし、あなたがたを不当に扱い迫害する者のために祈りなさい。

モルモン書 第3ニーファイ12:44

伝道 > どのように伝道するか > 赤塚博兄弟へのインタビュー
赤塚博兄弟へのインタビュー

会員のリフェロー・インタビュー記事

2011年7月31日, 藤沢ステーク大和ワード, お友達を紹介した人:赤塚博兄弟, 紹介を受けた人:大村志乃姉妹, バプテスマ年月日:2007年, インタビューアー:野田雄司(東京伝道部会長会第二顧問)

赤塚博兄弟へのインタビュー

野田: 赤塚博兄弟は、赤塚家族の2番目の息子さんですね。会社にお勤めになっていて、大村姉妹と知り合いになり、教会を紹介なさって、改宗へと導かれた件でお話をお伺いしたいのですが。よくわたしたちが言われるのは、どの人が福音を聞く可能性があるかどうか、よく祈ってリストに挙げてくださいとかいう勧めがありますよね。リフェローをするに当たって、よければ具体的にどのような祈りをされていたか、どのような言葉を使っていたか、聞かせていただけますか。

赤塚: そうですね。実は、この1番目の質問がいちばんのポイントなんですよ。

野田: いちばんのポイントですか。

赤塚: するどい質問がいちばん最初に来ましたね(笑)。ぼくが話したいことは、そこなんです。よく会員がどうしたらよいのかと考えて、伝道に関して話し合いをするんですよね。例えば、ストリートコンタクトを一緒にしましょうとか、モルモン書を上げる人を探しましょうとか、いろんな方法について話し合うのですが、そういうことも知識のうえでは必要なのかも知れないですが、やっぱり、御霊が鍵なんですよ。

野田: 御霊が鍵、と言いますと?

赤塚: 何をするか、というのは全然考えなくていいんです。さっき言われた、祈りなんです。ぼくがずーっと祈ってきたのは、『自分を通して福音を伝えられる人がだれかいませんか』ということです。自分を通して機会があれば、与えてくださいと。

野田: 毎日の個人の祈りとか、家族の祈りの中で、そのように祈られているのですね。

赤塚: 集会とか活動に友達を誘いたいな、と思ってもすぐにできるものではないですよね。そうではなくて、福音を宣べ伝える機会が欲しいと、神様にお祈りするときに、御霊が何をしなさいというのを全部与えてくれるんですよ。ぼくと同じようにうちの姉妹(妻)も近所の人をリフェローしたんですけど、きっかけは引っ越しをして祈り始めたことなんですね。何をすればよいか分からないんですけど、それは、そのままでいいんですよ。

野田: なるほど、そうですか。自分にそのような機会があるように導いてください、と祈るわけですよね。そうすると、御霊が全部教えてくれるんですよ、心配することないんですよ、ということなんですか。例えば、大村姉妹の場合、毎日の祈りに対して、御霊が語りかけたと思うのですが、それがどのような形で語りかけ、あるいはその祈りが答えられたと感じますか。

赤塚: それは、実際、福音に備えられた人が目の前に現れたら、それに気づくことですよね。昨日、このワードで二人の人がバプテスマを受けましたけど、彼らもそうですけど、備えられた人はいるんですよ。宗教は嫌だという人、たくさんいますけど、宗教を求めている人もたくさんいるんですよ。

野田: ということは、自分から手当たり次第に、どうですか、どうですかって、何かすごい努力をして、何とか見つけようとするのではなくて、そのように祈っていたら、自分の目の前に備えられた人が現れますよ、ということですね。

赤塚: ぼくの経験ではそうです。

野田: ですから、大村姉妹もそのような形で現れて来たわけですね。

赤塚: 彼女はほんとうに、備えられていましたね。

野田: それが、彼女と会ったときにどうして分かりましたか。

赤塚: これも一つのポイントなんですが、ぼくは彼女のことをすごく心配していました。

野田: 同じ会社の社員ですか?

赤塚: 派遣社員で会社に来ていました。

野田: 職務関係は?

赤塚: ぼくの部署の仕事をやってもらっていました。

野田: 赤塚兄弟は上司で、仕事を与える立場ですね。

赤塚: そうです。教会でも会社でも家でも同じように努めているんですけど、会社の人にも教会ですると同じように人に接するようにしているんです。何か必要があれば助けるようにしています。当時、彼女は非常に悩んでいたんですよね。それで、家に食事に呼んだりして、それが最初のきっかけですね。

野田: その問題に対して何とか力になろうとしていたわけですね。では、なぜ、大村姉妹が備えられた人だと感じましたか。

赤塚: なぜ?色々悩みがたくさんあるので、福音が必要だと思いました。ま、すべての人に必要ですけど、悩んでいるときが福音を聞ける状態なのかなと……

野田: 赤塚兄弟が教会に行っていることは、どのように伝えましたか。

赤塚: いいえ、多分会社の同僚から聞いたんじゃないですかね。あと、歓迎会などでもお酒は飲まないですし。日曜日には教会に行っているとか。

野田: あ、赤塚さんはクリスチャンなんだと彼女は理解していたのですね。

赤塚: 教会についても、彼女から質問してきましたね。

野田: 赤塚兄弟から言う前に、向こうから質問してきたんですか?

赤塚: 教会に行っているんですよねって聞いてきましたね。

野田: で、どんな会話になりましたか?

赤塚: あんまり覚えていないですけど、教会でどのようなことをしているんですかとか、ものすごくたくさん話したんですよ。昼休みとか、仕事をしている合間とか。

野田: 教会についてどのように話しましたか?そこが大事なところなのでぜひ教えてほしいのですが。。。

赤塚: あまり覚えていないんですよ(改宗は4年前なので、細かいところはあまり覚えていない)。家に来たときに食事のお祈りをしますよね。そうすると、教会のことが少し分かるかな、とか。家にはイエス様の絵も飾ってあるし。ほんとうに控え目に話しました。

野田: それで、彼女は前向きに受け入れて聞いていたようですか?

赤塚: そう…です…ね……(と、あまり自信がない) ま、抵抗はなかったと思いますけど。最初は、クリスマスも近かったし、アメリカ人と共同で建物を使っていて、クリスマス会はターキーを食べるんだって話して、食べに行く?って誘ったんですよ。そしたら、1週間ぐらい前だったので、すでに予定が入っていてだめだったんですけど、その後に餅つき会があったので、そのときに誘いました。

野田: 教会の活動に誘ったわけですよね。

赤塚: やっぱりぼくも何をしたらよいのか分からない状態だったので、とにかく、やれること?を考えて、やっぱりみんな、恐れがありますよね。突然こうしたら、こう思われるかな、とか。

野田: どう受け取られるかなとか、すごく心配ですよね。

赤塚: だからもう、ほんとにやれることを聞いて、来てみる?という形ですよね。

野田: そしたら、そこに宣教師もいますよね。

赤塚: 餅つきに来て、そこにいた日本人の宣教師と話をして、すごく悩みを話せたというのがよかったのだと思います。それから、レッスンがスタートしたんですね。

野田: そうですか。じゃ、赤塚兄弟はレッスンを勧めたのではなくて、その活動をきっかけに宣教師が自然に……

赤塚: いいえ、レッスンは全部ぼくから勧めました。

野田: 活動に行きませんか、そしてしばらくしてレッスン受けてみませんか、というような感じですか。

赤塚: 活動に来てくれたので、じゃ、今度の日曜日に来てみる?という具合で。

野田: 日曜日の集会に来てみますか、という感じですね。

赤塚: お母さんとの関係もあって、クリスチャンの教会に行くことを悩んだんですけど、思い切って話をして教会に来たみたいですね。そして、日曜日に教会に来れば、その後にレッスンが毎週始まって進んでいきました。

野田: レッスンのときに色々と助けたところがあると思うんですけれども、どんなところを助けましたか。

赤塚: いろんな悩みを持っていましたので、聖句を紹介したことがあります。そうしたら、解決に向かっていきました。

野田: 何か、この人は受け入れるな、と思いました?

赤塚: ぼくの場合は、福音はみんなに必要だ、ということを前提に置いているんです。ただ、いつのタイミングで伝えればいいのかな、というだけなんですね。たまたま、志乃ちゃんが悩みを打ち明けてくれて、良い関係になったので、あ、これは福音を伝えられる時期なのかなと思いました。

野田: そうですか、相当な重荷を背負っていたのですね。

赤塚: 相当大変な人生を歩んできているんですね。関西の震災のときも、友人を7人も亡くしたりしたとか。寂しい思いをしていたので、教会に連れて行ってあげたいなって思いました。

野田: ジョイントしたりしましたか?

赤塚: もう、毎週ですね。ちょうど責任も解任されて、フリーだったので、ジョイントするのが責任のようになっていました。

野田: 何かこう、気負ったところがないですね。いつも福音を分かち合える人、福音を必要としている人に会うように導いてくださいって祈るけど、その中から、仕事仲間を見て、こういう人だったら、福音を受け入れるのではないかと。

赤塚: 最初から分け隔てるということはできないですよね。もし、何もしなければ、相手もチャンスがなくなるわけで、そうしたら、自分のせいかなとも思うし。

野田: 会員が紹介するに当たり、大事な点がいくつかあると思いますが……

赤塚: ひな形を見て、自分も真似しようというのは、絶対やめたほうがいいですよね。ひとつの成功例として参考に見るのならいいと思いますけど、もう相手は人なので、みんな違うんですよ。だから、何も考えずにその人のことを思ってあげるっていうか、そうすると、御霊が次はこうしなさい、次はこうしなさい、って教えてくれるので、そうすると、教会に誘うタイミングとか、モルモン書をあげるタイミングとかが自然と分かってくるんですよ。もちろん、恐れはありましたよ、自分の気持ちとしては。恐れもあるし、でもこうすべきかなと思ったら、やってみる。証になりますよね、彼女が受け入れてくれたりするときの喜びはすごいですよね。伝道するといちばん成長しますよね。そのころは、自分がいちばん成長していたときだったと思います。

野田: 自分の交友関係の中で、自然に伝えていく。もし、その人が神様から備えられていて、これは神様しか分からないですよね、わたしたちは分からないから。導かれるようであれば、御霊がささやいて、次はこうしなさい、次はこうしなさい、って教えてくれますよ。だから、決して無理をしないことですよね。

赤塚: 無理は絶対だめですね。

野田: のべつまくなし教会のことを話しているとかね、やっぱり、御霊の促しを待ちながら、それに従って働きかけていく、ということですよね。

赤塚: 改宗させたいという気持ちを持つかも知れないけど、抑えるんですよ。抑えないと自分の方法になってしまうので。

野田: もし、会員の人がうまくいかないとしたらその辺ですかね。

赤塚: みんなでモルモン書上げましょう、というのは、ぼくは嫌なんです。絶対失敗するから。なぜって、備えられていないからですね。宣教師の活動と一緒ですよね。BRTって、関係を築くところからやっていくわけですね。特に教会員はそこに住んでいるので、友人に紹介しやすいですけど、いくら時間がかかったとしてもいいと思うんですよね。その人の一生を掛けて、老人になって改宗してもいいし、それは宣教師にはできないので。

野田: それをわたしたちの生活の中でやっていくということですよね。まず、周りの人々と、会社でもそうですけど、関係を築いていく、何でも相談できる、話し合える関係になって初めて、こちらから、教会のこととか、福音のこととかを話しても、すんなり受け入れられるような関係が大事ということですよね。その手前としては、準備できた人に会えるようにいつも祈っている、そのあとにそういう努力をしていって、もしそういう人にめぐり会えることができたら、あ、この人かなと感じるところがあると思うんですよね。そうしたら、御霊が次にするべきことを教えてくれるから、それに従ってやればいいよということですよね。絶対、無理しないことですよと、焦らないこと、自分の方法でやらないこと、神様が示す方法でやっていけばいいんじゃないですかと。ただ、備えられた人であっても、いろんな問題を持っているし、レッスンを聞いても完全に理解できるわけではないから。

赤塚: もちろん、大村姉妹にもありましたよ。レッスンを聞いたときに、ものすごい疑いの気持ちを持ったりして、思いっ切りぶつけてきましたよ。

野田: でも、それを心の中にしまい込んじゃったらそれで終わりですよね。その人は、キリストのもとにも来ない。でも、おかしいんじゃない、わたしはこう思うんだけども、って言ってくる、そこでそれに答えることにより、その人の疑問が解けてゆく、そうしたら、また疑問が出てくるから、また答える、その繰り返しで最後には納得してゆくということですよね。だから、会員のリフェローの場合はそれができるから、話を聞いてくれる人がいるからいいんですよね。ジョイントレッスンで会員の人が参加しても、多分その場では、求道者の人は心を開かないんじゃないかなと思いますよね。たとえそうであっても、ジョイントした会員とフランクな関係ができていくというのが大切なところなんですね。

赤塚: 活動でも、教会員との関係ができていくと成長は早いですよね。結局は関係なんですよ。

野田: 人と人との関係ですよね。その上に福音が載ってその人の心に伝わってゆくという感じですかね。

赤塚: 大体のパターンはそうですよね。ただ、これはぼくの経験であって、うちの姉妹はまったく正反対の経験なんですね。うちの姉妹は、最初にもう宣教師を送り込んだんです。でも、うちの姉妹も何をしていいのか分かんなくて、感じたのがそれだったんですよ。送り込んだら、相手は宣教師から光を感じて、福音を聞き始めたんですね。

野田: その人は、お友達ですか。

赤塚: 近所の人です。引っ越して数週間で宣教師に行ってもらったんで、あまり関係とか出来てないんですよ。

野田: 相手を知ってるだけですよね。顔を合わせただけとか。

赤塚: でもすごく気になって、祈っていたんです。

野田: それはやっぱり御霊ですよね。

赤塚: 宣教師が家に来たときにどうしたらよいか分からなくて、とにかく行ってと言って、

野田: とにかく行ってくださいって、そう感じるからって。

赤塚: そこでぼくが帰って来たんですよ。そしたら、うちの姉妹がそわそわして、今宣教師に行ってもらってるって。ぼくの気持ちの中では、信頼関係からやってないじゃないって思って、早すぎだよ、という気持ちがあったんですけど、でも祈っているのは本人で、御霊が彼女に教えているはずだから、やっぱり御霊の促しなんですね。

野田: そうすると、ここの共通点は祈ることと御霊の促しですね。スタートは祈ること。その後は人間関係を築く方法もあるし、御霊がそこですよ、と促したら、そのようなことは関係なく行くと。で、その人は改宗したんですね。

赤塚: そうです。それで、その人も備えられていたんです。真理を知ることができるように祈っていたそうです。

野田: やはり、鍵は祈りと御霊の促しですね。今日は大変ありがとうございました。

 
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