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チャーチニュース――2011年12月9日金曜日発行
森の都サンクリストバル・デ・ラ・カサスはメキシコ,チアパス州にあります。町を取り囲む高地には先住民のツォツィル族が住み,福音の光は辺ぴな場所に住むこの人々にも届いています。その陰には,政治的社会的逆境の中でイエス・キリストの福音を広めることに懸命に取り組んだ一人の男性の信仰がありました。
アグスティン・グティエレスはおよそ26年前に教会員となりました。彼は同じ部族の人々に福音を伝えようとしましたが,孤独を感じることも多くありました。ろうそくの明かりを頼りに,彼はモルモン書を古代マヤ文明の言葉であるツォツィル語に翻訳しました。アグスティンの手によるその翻訳は,現在教会の正式翻訳となっています。その勤勉な働きが認められ,彼はほかの人たちとともにユタ州ソルトレーク・シティーに行き,神殿の儀式の言葉をツォツィル語に翻訳する作業にも従事しました。ここでも彼の翻訳は,メキシコ・トゥストラ・グティエレス神殿を訪れるツォツィル族の人々にとって,主の宮の儀式をさらに身近なものにしたのです。
「この話は『驚くほどの信仰と不断の努力を物語っています。文字通り歴史を作っているのです……」とゲーリー・ウットは語ります。現在メキシコ・トゥストラ・グティエレス伝道部の宣教師として奉仕するゲーリーと妻のジャネットは2011年7月に伝道を開始し,先ごろ,ツォツィル族の人々のために働くよう割り当てを受けました。この責任を通してウット長老姉妹はグティエレス兄弟と出会いました。
現在グティエレス兄弟は,メキシコ・トゥストラ・グティエレス伝道部会長の顧問として奉仕しています。2011年9月,ツォツィル地方部が組織されました。
「これは,メキシコでスペイン語以外の言語を話す人々が,伝道部において自身の地方部を持った初めての例であり,この地方部はステークとして機能することが可能です」とウット夫妻は自身のブログに記しています。現在この地方部には4つの支部があり,近い将来,新たに3つの支部ができるとウット長老姉妹は期待しています。
グティエレス兄弟は何年も地元の指導者とともにメキシコ南東部における教会の発展に努力してきました。彼の家族も教会員となり,福音が広まるように力を尽くしています。ツォツィル族の人々も福音を受け入れて忠実に集会に集い,何時間もかけて遠くまで出かけるなどして教会の召しを果しています。
「主はこれらの人たちのことを気にかけてこられ,数々の試練や困難そして脅威をすべてくぐり抜けてきたアグスティン兄弟の信仰を御存じです。アグスティン兄弟は根気強い働きが大きな成果を生み出すことを証明する証人なのです」とウット長老は語りました。――カレサ・アレクサンダー
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